Contents
〜肌の生理反応から導くRico理論のスキンケア〜
朝、鏡を見ながら洗顔していて、
「しっかり落とさなきゃ」とゴシゴシこすっていませんか?
多くの人が「強く洗う=きれいになる」と思いがちですが、
実はそれこそが血流を悪くする原因なんです。
肌の潤い・ハリ・透明感を左右するのは、
実は「どんな洗顔料を使うか」よりも、どう触れているか。
これは感覚的な話ではなく、
皮膚の神経と毛細血管が持つ生理的な反応に基づいた、
科学的にも根拠のある事実です。
理由①:強い刺激は「防御反応」を起こす
肌には、痛覚・温覚・触覚などのセンサー(感覚神経)が無数にあります。
この神経が強い圧や速い動きを感知すると、
脳は「攻撃を受けている」と判断し、
毛細血管をキュッと収縮させてしまいます。
これは一種の防御反応。
血流を止めることで、炎症や出血を防ごうとする身体の仕組みです。
つまり、こすったり、叩いたり、強くマッサージするケアは、
一瞬ぽかっと温かく感じても、
実際には血管が締まって血流が滞っている状態なんです。
理由②:やさしい刺激は「安心」を伝える
反対に、ゆっくり・一定の圧で触れると、
脳は「安全」だと判断して副交感神経が働きます。
このとき血管は自然に拡張し、
肌のすみずみにまで酸素と栄養が運ばれます。
酸素が届くと、細胞が元気に活動し、
老廃物の排出もスムーズに。
結果的に、肌の新陳代謝=ターンオーバーが整い、
自然なツヤとハリが戻ってきます。
穏やかなタッチは、
心のリラックスだけでなく、
細胞レベルで血流を良くする美容反応なんです。
理由③:やさしい動きは筋肉をゆるめる
強い刺激を与えると、
体は守ろうとして筋肉を緊張させます。
これが肩こりや表情のこわばりにつながることも。
一方で、やさしいタッチは筋膜の緊張をほどき、
その下の血管が広がりやすくなります。
「優しく触れる」ことで、筋肉・血管・神経がすべて調和し、
血流が自然にめぐる状態をつくる。
これがRico理論でいう肌が育つ触れ方です。
実践ステップ:摩擦レス洗顔で血流を高める
① 泡をしっかり立てる
手のひらいっぱいに泡を作り、指が肌に触れないように。
泡の弾力で汚れを包み込むようにします。
② 下から上へ・内から外へ
毛穴は下向きに開いているので、
下から上へ、内から外へやさしくなでるように。
③ すすぎは冷たすぎないお水で
熱すぎるお湯は皮脂を取りすぎ、冷たすぎる水は汚れを落としきれません。
31~32℃のぬるま湯を手ですくい、何度も優しくかけ流します。
④ タオルは押さえるだけ
こすらず、柔らかいタオルで押さえるように水分をオフ。
これだけで、洗顔後の赤みや乾燥が見違えるほど減ります。
穏やかな動きが、肌を変える
肌は「触れ方」を記憶しています。
力を抜いたやさしい手は、血管を開き、呼吸を深くし、
細胞に酸素と安心を届けます。
スキンケアとは、
肌を磨くことではなく、肌と対話すること。
Rico理論が伝えたいのは、
「強さ」よりも「丁寧さ」が美肌をつくるということ。
今日の洗顔を、
少しだけゆっくり、少しだけ優しく──。
それだけで、あなたの肌の血流は静かに目覚め始めます
もっと深く、自分の肌と向き合いたい方へ
Ricoでは、肌を磨くのではなく、
育てていくための正しい知識と習慣をお伝えしています。
スキンケア塾では、
「なぜその洗い方が必要なのか?」を体感しながら学べるレッスンを開催中。
日々のケアを変えるだけで、肌は必ず応えてくれます。
サロンケアでは、
肌のめぐりを整え、心までゆるむオリジナルフェイシャルをご体験いただけます。
やさしい手の温度とリズムで、血流の変化をぜひ感じてみてください。
公式LINEでは、
スキンケアのコツ・季節の肌情報・イベント案内をお届けしています。
ご予約やご相談も、LINEからお気軽にどうぞ。
あなたの肌が、自分らしく美しく育ちますように
[Rico公式LINEはこちらから]
[スキンケア塾・サロンのご案内はこちら]